D.その他色々

D7. アルゼンチン海水魚養殖案件(外伝5)

続 家探しようやく家が決まった。いままで20数件の家を見てきたが一番まともな家だ。通常貸し家は手入れが非常に悪い。しかしここは大家が実際に住んでいる家を貸すので、家具も内装も綺麗にしてある。この家はレンガ作りの2階建てで、出窓や扉が白く塗ら...
D.その他色々

D6. アルゼンチン海水魚養殖案件(外伝4)

私はデブの部長に何もそちらがビザの請求手続きをしなければいけないとは言っておらず、長官から外務省や内務省などの関係各省庁にビザの発給を依頼するように連絡を取ってもらえばいいではないか。その方が今回のような特殊なケースは話が早いのではないかと言った。
D.その他色々

D5. アルゼンチン海水魚養殖案件(外伝3)

海外生活が20年以上になる私にとって、心のどこかで日本車に乗ることはイコール愛国心という変に強い思いがあることも否めない。どうせ買うなら日本車にしたかった。車を選ぶのに散々迷ったが、とうとうオートマの四駆にすることに決めた。
D.その他色々

D4. アルゼンチン海水魚養殖案件(外伝2)

ここは地の果てアルゼンチンというフレーズが不意に口をついてでた。やはり遠くに来たなという感じで、南極に近いということが肌に感じられた。任地マルデルプラタでのホテル事情、家探し、車探し、滞在ビザ申請に四苦八苦する。
D.その他色々

D8. サルタ訪問記

アルゼンチン北部のサルタへ家族三人で旅行した。宿の二階のバルコニーからは雪を被ったアンデスの峰が望めた。空気が澄んでいてとてもよく見渡せた。この時ひとり佇んで景色を見ていたが、日常の喧騒から隔離されている不思議な空間だった。
D.その他色々

D3. アルゼンチン海水魚養殖案件(外伝1)

出発は2000年1月9日、日曜日の夕刻6時50分に成田を発った。ニューヨーク経由サンパウロ行きの飛行時間は23.5時間かかった。強行軍であったがビジネス席を取ってくれたので思ったより快適であった。
D.その他色々

D2. 事務処理改革

管理能力を疑われた修理工場長への評価、「彼は管理者としても有能です。」そして「今回のトラブルは、誰彼が悪いと言う問題ではありません。人が原因で起きた問題では無いからです。」と答えた。社長は「どう言うことだ?」と私の意見に怪訝そうな顔をした。
C. 海外漁業協力専門家稼業

C3. 初めての技術指導

修理工場が完成し、日本から届いた資機材も無事に設置することができた。先ずは若い二人のメカニックを私の流儀で育成することにした。オンザジョブ(OJT)によるディーゼルエンジンの修理技術指導から開始する。
C. 海外漁業協力専門家稼業

C2.漁業公社役員会

役員会への出席も断られた。スペイン語を話し、現地事情に通じている私を警戒しての事らしい。公社の親しい職員の話によれば、いまだかつてスペイン語で会議ができる専門家は一人も来なかったと言う。
C. 海外漁業協力専門家稼業

C1. 国際協力専門家誕生

国際協力専門家の募集要項を見せてくれた。「学歴は大卒以上、または同等の能力を有する者」と、はっきり記されていた。そして、「または同等の…」と書かれているところが、日本政府の凄さだと解説してくれた。スペイン語を話し、現地事情に精通している次期案件の専門家として、日本の関係機関に推薦される事になった。